特大弾含む大当たりでも…日ハム清宮への意外な酷評と課題
「実力があるだけに物足りなさを感じている、というのが球団内の評価です」
清宮幸太郎(19)について、さる日本ハムOBがこう言う。
21日の楽天との練習試合。第1打席で中越え3ランを放ち、実戦6試合目にして初本塁打をマークすると、二回には満塁の好機で中前に2点適時打。計3安打5打点の大当たりだった。
高校通算111本塁打の実績を引っ提げ、2017年ドラフトで7球団競合の末に日ハム入り。プロ1年目の昨季は7本塁打をマークした。それだけに2年目、飛躍の年を迎えるかというと、まだまだ懐疑的な見方が圧倒的なのだ。
今年これまで、清宮にハッパをかけ続けている栗山監督は、「ボール球の見極めが少し我慢できるようになった」と一定の評価をしたものの、「今年、頑張るというのであれば、試合に出続ける中で結果を残さないと」と言った。
清宮は昨季、ケガに泣いた。今年のキャンプ直前、今季の目標について聞くと「レギュラーを取りたい」とした一方で、課題については「病気やケガにならないことが第一。あんまり言うとあれなんで、技術面もたくさんありますし、いろいろ試しながらやりたい」と、言葉は控えめだった。前出のOBがこう言う。