特大弾含む大当たりでも…日ハム清宮への意外な酷評と課題
■「持続力がない」
今年のキャンプ、首脳陣は右手首のリハビリが完全に終わっていない状態であえて、一軍帯同させた。ポジション争いでは左翼に王柏融、一塁には中田翔という強敵がいる。レギュラー奪取は確かに容易なことではないが、キャンプ中に中田が左内転筋肉離れで離脱。開幕スタメンは微妙になった。
「これを機に、俺が4番や一塁のレギュラーを奪ってやると奮起してほしいところですが、なかなかその気概、意気込みが伝わってこないのです」
とは、前出のOBだ。 チーム内では「筋力はあっても野球のスタミナ、持続力がない」との声もある。日ハム時代の大谷翔平は、入団前からメジャー挑戦を目標に設定し、二刀流に挑んだ。1日24時間といっていいほど野球に没頭、夜中でもバットを振った。そんな姿を知っている首脳陣だけに、なおさら清宮の物足りなさが目につくのだろう。
3月の侍ジャパンのメキシコとの強化試合で代表入り。視察に訪れた稲葉監督の前でいいところを見せたとはいえ、殻を突き破るには、意識を変える必要がありそうだ。