観察眼はモノマネで DeNAドラ1上茶谷は「高校野球マニア」
26日、韓国KIAとの練習試合で2回無失点に抑えた上茶谷大河(22=東洋大)。しかし自己採点は「内容は前回(20日のロッテ戦)より良くなかった。右打者の外、左打者の内角が全然(狙い通りに)いっていなかった」と辛口だった。
マウンドを降りればひょうきんなムードメーカー。新人ながら投手陣の輪の中心にいる。昨季まで選手会長だった三上朋也(29)はこう言う。
「物真似をよくやっています。『コロチキ(コロコロチキチキペッパーズ)』のナダルとか。周りを盛り上げたり、積極的にみんなを笑わせようという姿勢がいいですね。ウケるかどうかは別にして(笑い)」
昨秋のファンフェスティバルでは「ANZEN漫才・みやぞん」になりきって挨拶した。春季キャンプ前にDeNA本社で開かれた新人行事では、南場智子オーナーから「何か見たい」とリクエストされ、ロペスの打撃フォームを披露。「ロペちゃんかと思いました」と球団トップを喜ばせていた。
「高校野球マニア」も自負。昨夏は、自身と同じくドラフト1位でプロ入りした中日の根尾昂(18)や日本ハムの吉田輝星(18)に魅了された。