丸獲得でも変わらず 巨人がOP戦で露呈“広島恐怖症”の重篤

公開日: 更新日:

 リーグV3を果たした広島に、巨人は4年連続で負け越している。前任の高橋由伸監督は広島戦に一度も勝ち越せなかった。17年は7勝18敗、18年は7勝17敗1分け。特にこの2年間は一方的にカモられた。同一カードでの2年連続2ケタ借金は球団史上初の屈辱である。

■敵地で健闘の先発は菅野のみ

 敵地の「マツダスタジアムアレルギー」はさらに深刻だ。昨季は2勝9敗1分け。17年8月から昨年8月にかけて13連敗を喫し、巨人の同一球場連敗記録を更新している。昨季リーグトップの防御率3・79を誇る巨人投手陣が、マツダスタジアムでは同6・25とボコボコに打ち込まれ、正真正銘の「鬼門」で2年続けて勝ち星を挙げた先発投手は、エース菅野ただひとりである。

 4番の岡本は昨年のCSファイナルステージで対戦した際、日刊ゲンダイにこう話していた。

「(マツダスタジアムは)アウェー感がハンパない。スタンドは真っ赤やし、赤って他の色より目立つんですかね。甲子園より? そうです。マツダが一番。ヤジは横浜スタジアムの方が凄いけど、そういうのは影響あります、絶対」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…