ITTF(国際卓球連盟)は、世界のあちらこちらに元中国選手の代表が多い現状を憂慮している。
規約では15歳未満での国籍変更は3年間、15歳以上18歳未満は5年間、18歳以上21歳未満は7年間を経なければ世界卓球選手権とW杯には出場できない(21歳以上は出場不可)。しかし、五輪ではITTF規則は適用されず、帰化後、3年後には出場が原則認められる。
前出の関係者は「自国開催の東京五輪が終われば、特に若い選手は日の丸へのこだわりは薄れる。国籍を変えて、24年パリや28年ロス五輪を目指す卓球選手が出てきても不思議ではない」とみている。