最速140kmで肩透かし…大船渡・佐々木に“休み肩”疑惑浮上
3日、練習試合に先発した高校生左腕の投球をチェック。五回で降板したから、さあ、帰って一杯やるかと腰を上げたら携帯が鳴った。
「なんだ、もう、帰るのか? 投げ終わった後の体の手入れはきちんとしてるか? クールダウンやキャッチボールは集中してやってるか? どんな性格か? 見るべきポイントはマウンド上だけじゃねーだろ」
部長からだ。来てるんなら来てるって声を掛けてくれればいいじゃねーか。ホント、性格悪いよなー。なんて思ったけど、まさか部長より先にグラウンドを後にするわけにはいかない。
「嫌だな、たばこを吸いに行こうと思っただけじゃないですか」
なんて言い訳しながら、帰りながらの居酒屋まで付き合った。
話題は大船渡の佐々木朗希だ。ウチのパソコンおたくのエライさんあたりは「高校生では数値が突出してますからね。中日は星稜の奥川にいくかもしれませんけど、それ以外の11球団は佐々木を1位指名するんじゃないですか?」なんていまからソワソワ。スマホを見てたら、たまたまこの日の練習試合の最速が140キロ止まりだったこともあって部長に水を向けた。