投手リハビリ再開すぐ一発 大谷“二刀流調整”生む相乗効果
今後は相乗効果を期待できそうだ。
13日(日本時間14日)のツインズ戦で復帰後初本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平(24)のことだ。
待望の一発を放った試合前の練習では、復帰後、中断していた投手としてのリハビリを再開。最長約34メートルの距離で70球のキャッチボールを行った。オースマス監督によれば、今後は週3回(月、水、金)のペースで、投手の調整を行い、10月の実戦復帰を目指すという。
スローイングプログラムを再開したその日に一発が出たのは、決して偶然ではない。
二刀流を自任する大谷にとって、投手と野手の調整を並行して行うのは自然なことだからだ。
来季の二刀流復活を目指す大谷にとって投手の練習再開は打者としてもプラスに作用する。
昨年6月上旬に右肘靱帯の部分断裂が見つかると、1カ月以上もボールを握れなかった。
翌7月上旬に打者として戦列に戻ったものの、故障の影響もあって打撃は低調だった(7月は打率2割3厘、3本塁打、5打点)。7月下旬にキャッチボールを再開してからは徐々に復調。8月は61打数20安打の打率3割2分8厘、6本塁打、18打点と持ち直した。