エンゼルス大谷 元祖二刀流の故郷で本塁打量産のチャンス
21世紀の二刀流が元祖「2ウエープレーヤー」の故郷の地を踏んだ。
エンゼルス・大谷翔平(24)が10日(日本時間11日)のオリオールズ戦に「3番・DH」で出場。相手の先発右腕ストレイリーに対し、第1打席は低めの変化球に手が出ずに見逃し三振。三回の第2打席はフルカウントから低めのチェンジアップにバットが空を切り、2打席連続三振に倒れるなど、結局5打数無安打だった。
大谷が初めて足を踏み入れた敵地ボルティモアは、あのベーブ・ルース(ヤンキースほか)の生まれ故郷。本拠地「オリオールパーク」の一部は、ルースの父親ジョージ氏が経営していたバーの跡地に建てられた。中堅スタンド後方にはルースの銅像が設置され、球場周辺には生家が残されている。
復帰戦となったタイガース3連戦では柵越えがなかった大谷にとって、今回のオリオールズ戦は本塁打量産のチャンスだ。この球場は左翼(約102メートル)、左中間(約111メートル)と狭いため、右打者はもちろん、大谷のように逆方向への本塁打が多い(昨季は22本中5本)左打者にも有利なつくりになっている。