日ハムが12球団初 大船渡・佐々木を“1位指名公言"の真意

公開日: 更新日:

 ギアを一段上げてきた。

 2日、163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希(3年)が、岩手・大東球場で行われた佐久長聖との練習試合に先発。日米10球団のスカウトが見守る中、完投を視野に入れたマウンドで、9回149球。9安打4失点ながら毎回の13三振を奪い、最速153キロを計測した。

 すると、試合を視察していた日本ハムの吉村GMは、佐々木がプロ志望届を出すことを前提に、「間違いなく1位で指名します。(評価は)圧倒的すぎる」と12球団で初めて1位指名を公言。近日中に行われるスカウト会議で正式に決定することを明かした。

 日ハムでは、以前から栗山監督がこの佐々木にゾッコン。事あるごとに賛辞を繰り返している。昨秋のドラフト直後には早くも、「俺の中では一番。投げてる姿がステキじゃん。やっぱりすごいなというのが分かる」と話していた。投手強化を掲げる球団も、かねて1位の最有力候補に挙げていた。

 ではなぜ日ハムは、ここにきて1位を公言したのか。日ハムOBが「スカウト陣が163キロをマークしたU18合宿や、練習試合を段階的にチェックしたことに加え、イの一番に1位を公言することで、佐々木への誠意を伝えたいのです」と話せば、さる放送関係者は「メジャーを牽制する意図もあるのではないか」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主