日ハム輝星“卒検”6失点炎上…追試は精神面にはデメリット
「吉田は一軍を経験する段階にきている。仮に一軍で打ち込まれたとしても、自分の速球がどの程度通用するかを肌で感じ、課題を見つめ直すことができる。昨年の清宮幸太郎は5月に一軍に昇格し、不振で交流戦直前に二軍降格しましたが、それ以降は一軍経験を糧に二軍で本塁打を量産。シーズン終盤に再び一軍でプレーする足掛かりを作りました」
追試を課すことによるデメリットもあるだろう。
吉田は常々、「一日でも早く一軍でやりたい」と話すように向上心が強い。
しかし、キャンプ中に右肩の張りで調整が遅れ、先月はウイルス性胃腸炎で一時離脱した。
遅れた時間を取り戻そうと努力し、結果を積み上げ、ようやくテストまでこぎつけた。にもかかわらず追試となれば、三たび、一軍デビューが遠のく。モチベーションがガクッと落ちるに違いない。
ここは吉田の今後のためにも、予定通り一軍デビューさせた方がいいのではないか。