日ハム輝星“卒検”6失点炎上…追試は精神面にはデメリット
「力を最大限出せなかったのが反省点です」
日本ハムの吉田輝星(18)が神妙な表情でこう言った。
4日のファーム巨人戦に先発。90球をメドにマウンドに上がったが、本塁打を浴びるなど3回6安打6失点。71球で降板した。
この日は、11日から迎える広島3連戦(札幌)の一軍デビューに向けた“最終テスト”。球場には大渕スカウト部長も訪れていた。結果を見れば追試は必至だが、荒木二軍監督は「ローテに入る力はまだないけど、前回までの投球をすれば(一軍でも)ある程度は投げられると思う」と期待を寄せた。この日まで8試合に登板し、防御率2.35。スタミナ面の課題は残るものの、育成の第一関門はクリアしているといっていい。
栗山監督もその点は評価している。吉田の登板をチェックした後、地元のテレビ番組に出演。一軍昇格については「これから考える」としつつも、「こっちがこの時期にこのことをやってほしい、ということを本人が意識しながらしっかりやってきたことは過程として見られた」と話した。球団はこれまでの吉田の投球内容も含めて合否を決定するが、日ハムOBはこう言う。