交流戦3連敗スタートで…与田中日によぎる“過去の泥沼”

公開日: 更新日:

「嫌な予感がします」

 中日OBが渋面でこう言った。6日のソフトバンク戦は八回に同点に追いつくも、その裏に2点を勝ち越され、交流戦開幕3連敗。これで巨人戦から5連敗となった。

 OBが危惧するのは、交流戦には魔物がすんでいること。対戦相手にもよるが、特に開幕3連戦は重要だ。昨年のヤクルトが開幕2戦目から7連勝したように、滑り出しが良ければ勢いに乗ることがある一方で、出はなをくじかれると一気に泥沼にハマりがちだ。

 2010年のヤクルトは開幕から9連敗して高田監督が途中休養。4連敗で交流戦に突入した17年の巨人は9連敗して計13連敗を喫した。同年のヤクルトは引き分けを挟んで10連敗。交流戦前は首位だった15年のDeNAも、ロッテとの開幕カードで1勝2敗と負け越すと、続くソフトバンクとの2戦目から、引き分けを挟んで10連敗でフィニッシュ。公式戦再開後に連敗は12まで伸びた。

 中日は昨季までの交流戦通算成績は163勝163敗10分も、過去6年間は4度負け越している。

「与田監督は昨季まで楽天にいたし、伊東ヘッドをはじめ、パ出身のコーチが多い。何とかしたいところですけど……」

 とは、前出OB。巻き返せるのか、このままズルズルいくのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された