165試合目で黒星 巨人の“高木依存”が招いた不敗神話の崩壊
不敗神話が崩れた。
デビューからの連続無敗記録を更新していた巨人の高木京介(29)が14日の日本ハム戦で敗戦投手に。1点リードの七回に4番手で登板すると、王柏融に2点本塁打を浴びるなど3失点で逆転を許し、プロ165試合目の登板で初めて黒星を喫したのだ。
「実力がなかった。申し訳ない」
そう言って肩を落とした左腕の投球を、原監督は「きょうはボール、ボールといってしまった」と振り返った。
入団8年目の今季は、この日の試合前まで22試合に登板して防御率2.38。安定感を欠くリリーフ陣の中で貴重な働きを続けていた。状態がいいだけに、原監督も“高木頼み”の継投が増え、12日の西武戦ではなんと、3番手で投入した高木に3イニング32球を投げさせていた。
この日はそれから中1日でのマウンド。記録ストップは“人災”とも言えそうだ。