G若林プロ1号は値千金 “本命”吉川尚いぬ間に正二塁手狙う
巨人の若林晃弘(25)のプロ初本塁打は貴重な同点弾となった。
7日のロッテ戦。2点を追う四回2死一塁から、ロッテ二木の内角直球を右翼ポール際に運んだ。「いい感触で打球が上がってくれたので、入ってくれと願っていた。あんまりよく覚えていないけど、うまく打てて良かった」と振り返れば、原監督も「素晴らしい。難しいボールだったけど、(打線が)真っすぐ、フォークを打ちあぐねている中で見事」と称賛した。
桐蔭学園、法大、JX―ENEOSを経て2017年のドラフト6位で入団した。父の憲一さん(66)は大洋(現DeNA)で1972~81年まで両打ちの外野手としてプレー。若林も父親譲りのスイッチヒッターで俊足プレーヤーだ。
生き残るため、二軍では内外野を守る。前日の楽天戦でプロ初スタメンの座をゲット。初打点を記録していた。2試合連続「二塁」で出場。結果を出した。
今季の開幕二塁は「本命」の吉川尚だったが、腰痛のため長期離脱中。山本や2年目の同期・田中俊らライバルは多い。“2世”のサラブレッドは、なかなか固定できない二塁のレギュラーの座を射止められるか。