復帰戦白星も完全には遠く 巨人菅野が直面する“3つの命題”
9日、腰の違和感で登録を抹消されていたエースの菅野智之(29)が25日ぶりに復帰登板を果たした。
初回、自身の四死球が絡み、2死満塁のピンチを招いたものの、東海大相模の後輩・菅野を空振り三振に抑え、二回以降は立ち直った。
6回98球を投げ、3安打7奪三振で2失点。リーグトップに並ぶ6勝目(3敗)を挙げたが、4四死球と制球が安定せず、マウンド上で首をひねる場面も。さらに五回には鈴木に2ランを浴び、被本塁打数はリーグワーストの14本となった。四回までに打線から6点の援護をもらい、「時間がかかったけどホッとしている。(野手が)たくさん点を取ってくれたので六回まで投げることができた。今日はベストではないけど、今日やれる投球、やれることは全てやった」と野手に感謝。5月8日のDeNA戦以来となる約1カ月ぶりの白星をかみしめた。
■「次の登板で真価問われる」
抹消前の最後の試合となった先月15日の阪神戦で、プロワーストの4被弾、プロ初の2ケタ失点となる10失点を喫した。離脱前は8試合に登板し、防御率4.36、被本塁打数は12球団ワーストの13本と苦しんだ。菅野に何か変化はあったのか。