交流戦首位キープの立役者に ソフトB甲斐“打撃覚醒”の秘密

公開日: 更新日:

 8勝3敗2分けで交流戦首位に立つソフトバンク。ここまで12球団トップの防御率(2.88)をマークするなど、好調の要因は投手陣にありそうだ。それとは対照的に、野手は故障者続出。強打を誇った打線も、交流戦では打率.231(10位)とおとなしい。

 そんな中で気を吐いているのが甲斐拓也(26)だ。昨季は持ち前の強肩で日本シリーズ新記録となる6連続盗塁阻止をマークし、「甲斐キャノン」が注目された。一方で打撃は低空飛行。昨季は打率.213、37打点、7本塁打だった。それが今季すでに昨季に並ぶ7本塁打を放っている。

 18日のヤクルト戦では4打数2安打。甲斐本人は「本塁打の数字は意識していない。僕は塁に出るのが仕事なので」と無関心を装うが、課題だったバッティングの見直しに着手したという。

「このオフからすべて変えてきた。大きく変えたのは、タイミングの取り方とボールの見方ですね。いろいろ考えながら、左足を少し(前に出して)オープンに開くことで、球の見方を変えました」

 ボールの見方を変えたことが選球眼の向上につながり、四球はすでに昨季の26個に迫る25個。関川打撃コーチもこう評価する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も