八村躍進のネックに?ウィザーズ代役PG補強資金はカツカツ
米プロバスケットボールNBAのワシントン・ウィザーズに入団する八村塁(21=ゴンザガ大)が順調なスタートを切った。
本拠地ワシントンでのミニキャンプに参加している八村は26日(日本時間27日)には、5対5の実戦形式の練習で得点を決めるなど、軽快な動きを披露。7月6日開幕のサマーリーグ(ネバダ州ラスベガス)の定位置確保に向け、首脳陣にアピールした。
コーチから連日、オフェンス、ディフェンスの戦術を叩き込まれている八村は「チームで僕が中心になれるように、どんどん見せていきたい」と、ルーキーイヤーでの定位置取りに意欲を見せた。
入団1年目にして高額な年俸(約4億9000万円)を手にするため、期待に応えたいとの姿勢がうかがえるが、チームの現状は心もとない。ポイントガード(PG)が人材難だからだ。PGは攻守にわたるチームの司令塔的な存在。試合の流れ、状況などを考慮しながら、試合をつくる「コート上の監督」ともいわれる。八村のポジションであるフォワードへパスを供給する役割もこなし、PGの優劣が勝敗を左右するといっても過言ではない。