原巨人の独走態勢に“待った”かけるか DeNA急浮上の不気味

公開日: 更新日:

 巨人がリーグ戦再開後のヤクルトとの秋田シリーズ2試合に連勝した。

 6月30日の試合は、四回、連続四球を足掛かりに無死二、三塁とし、ビヤヌエバの一飛をヤクルトの一塁・村上が落球する間に同点。1点ビハインドの八回無死一、二塁の場面では、大城の送りバントが前進し過ぎた村上の横を抜ける珍プレー(記録は内野安打)。無死満塁とすると、若林の遊ゴロ併殺打の間に同点に追いついた。

 巨人、大洋(現DeNA)などで投手コーチを歴任した評論家の高橋善正氏がこう言う。

「とてもプロとは思えないプレーですね。落球もそうですが、八回の大城の送りバントは、強めに当たった失敗に見えた。ヤクルトの前進守備隊形に引っかかった併殺コースが、前に出過ぎた一塁手の横を抜けてしまった。言うまでもないが、普通は横を抜かれない程度に前にチャージするもの。プロではなかなか見ない光景です」

 助けられたのはヤクルトのザル守備だけではない。巨人投手陣は先発メルセデスが4回10安打2失点で降板するなど、ヤクルト打線に15安打を浴びながら、16残塁の拙攻にも助けられた。原監督は「向こうは3点ですか。よく抑えた。まあ粘ったということでしょうね」と笑いが止まらない様子である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ