原巨人の独走態勢に“待った”かけるか DeNA急浮上の不気味
29日の試合でもヤクルト山田の2失策から4点をもらった巨人が6―2で快勝した。前出の高橋氏が続ける。
「前日の七回のヤクルトの守備を例に挙げると、まず投手の山口に四球。ワイルドピッチがあって、振り逃げの送球を一塁手が落球。最後の仕上げが山田のタイムリーエラーだった。巨人が強いというより相手が弱い。今年も交流戦はパの圧勝(セ46勝、パ58勝)でしたが、セの戦いに戻り、改めてレベルの低さが目につきます。2位広島、3位阪神も交流戦で急失速。セの体たらくぶりを見ていると、交流戦を(11勝7敗で)3位で戦った巨人が独走態勢を築いてもおかしくありません。ただ、唯一、不気味な存在と感じるのが3位タイに上がってきたDeNAです」
■昨季は9勝15敗1分け
DeNAはセが苦手とする交流戦を10勝7敗1分けの4位とほぼ巨人と同成績で乗り切った。4月にいきなり10連敗を喫し、5月にも5連敗。借金は最大で11まで膨らみ、巨人ナインも「強いと思ったんだけど、どうしちゃったんだろ」と首をかしげていたが、30日現在で借金は1。巨人とは5.5ゲーム差となっている。