盛岡一に156kmも…大船渡・佐々木が強豪校に投げないワケ
「高校生ナンバーワン投手の佐々木がいる大船渡なら、大阪桐蔭だろうと横浜だろうと、岩手まで足を運んでも試合をやりたいに決まっている。なのに練習試合すら実現しないのは、大船渡側の事情ですよ」と、パ・リーグのスカウトがこう続ける。
「仮に大阪桐蔭や横浜クラスと試合をするのであれば、どんな事情があろうと佐々木を投げさせなければならない。でなければ相手も納得しないでしょうし、失礼になりますからね。当然、佐々木に無理をさせるケースだって出てくる。国保監督はそれを避けたかったのだと思う」
甲子園出場が目標なのは事実でも、それ以上に佐々木を無事、プロに送り出すことを優先した結果というのだ。