ヤクルト村上宗隆の素顔とは 本人と関係者の証言から探る

公開日: 更新日:

■ノック事件

 ヤクルトOBが言う。「1年目の夏、二軍で2時間の特守を受けた村上はフラフラになりながら思わずコーチに、『なぜこんな理不尽なノックを受けなきゃいけないんですか?』とぶちまけた。捕りたくても捕れないイライラも重なったのか、カゴにボールを叩きつけたりもした。コーチは、基礎から強化することはもちろん、夏の暑い時期にあえて追い込みをかけることで、年間通してプレーするための体力と精神力をつけてもらいたいという意図があった。懇々となだめられた村上はその場で涙を流し、翌日、コーチのもとへ頭を下げにいったそうです」

■二軍監督の金言

 入団1年目は二軍での下積みに時間を割いた。プロでは捕手から三塁へ転向。球団は、二軍戦に出し続ける方針を掲げ、98試合出場、打率・288、17本塁打、70打点の好成績を上げた。

 高津臣吾二軍監督は村上にプロ野球選手としての心構えを説くことがある。その一つがこれだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…