ヤクルト村上宗隆の素顔とは 本人と関係者の証言から探る
「今の自分は一日、一日が大事。打ったからとか、打てなかったからではなく、毎日変わらず自分のやるべきことをやる」
村上は日々の心構えについて、こう言っている。
ホームでは早出の打撃練習に始まり、試合後も素振りを欠かさない。
今年1月、先輩の青木宣親と米ロサンゼルスで自主トレを行った。青木の自宅で上田剛史、西浦直亨、宮本丈の5人で約1カ月、野球漬けの日々を送った。早い時は朝5時に起床しランニング。朝食を食べ、グラウンドで打撃練習などを行い、昼を挟んでジムでウエート。ときにNBA観戦もしたが、ハードなスケジュールをこなした。
その青木は、村上ら若手たちに、「日々、フレッシュな気持ちで野球に取り組む」ことの大切さを説く。試合が毎日ある中で、新しい日は新しい気持ちで迎える。村上の言葉は、青木の教えからきているようだ。