巨人50勝一番乗り&リーグ貯金独り占めで「CS不要論」再燃
実際、セ・リーグの貯金は巨人が独り占め。2位以下の5球団はすべて借金を抱えているという状態だ。16日現在のゲーム差が10・5という大差であることを考えれば、遅からず2位以下の球団がCS出場狙いに切り替える可能性が高く、そうなれば巨人の貯金は増えていくばかりである。
広島が23の貯金を積み上げて優勝した昨年は、借金4の巨人が3位でCSに進出。
評論家の権藤博氏は、ペナントレースの行方がほぼ決した9月に本紙のコラムで、【みっともない、としか言いようがない。今年も広島に独走を許したセの5球団。ヤクルトを除く3位以下の球団は、借金を抱えたままCS進出争いを展開している。トップの広島に15ゲーム以上も離されているのだから、本来は、「参りました」と潔く負けを認めなければいけないところだ。それが、下克上だなんだと悪あがき】と憤慨しながらつづり、CSは本当に必要なのか、と問うた。
このまま、巨人が貯金を独占したままゴールテープを切るとすれば、確かにセ5球団にCSに出場する資格などないのではないか。