広島“らしさ”出て巨人に5点差逆転勝ち 4月の劇的浮上彷彿

公開日: 更新日:

 やっと「逆転のカープ」らしさを見せた。

 5位広島は19日、2カ月ぶりとなる首位巨人との試合に先発したエース大瀬良が、四回までに10安打を浴びて5失点。四回表終了時に5点ビハインドの苦しい展開となったが、ここから打線が巨人のエース菅野に食らいついた。

 四回に鈴木、五回に西川がそれぞれ適時打。六回に安部がソロ、七回に菊池涼が適時三塁打を放ち、1点ずつ追撃。4―5としたところで菅野をマウンドから引きずり降ろす。そして、4―6で迎えた八回。松山の左越え二塁打で再び1点差に追い上げると、さらに会沢が巨人の3番手・マシソンから右越えへ逆転2ランを叩き込み、逆転劇を完結させた。

 広島は借金8に沈んでいた4月にも巨人戦での劇的な逆転勝利から浮上していた。同17日の熊本での試合である。八回に広島から巨人へFA移籍した丸に勝ち越し2ランを浴び、敗色濃厚の中、九回に菊池涼の適時二塁打、石原の適時打で3得点。菊池涼が「あの勝ちはデカかった」と言った逆転勝ちから8連勝。5月に一度は首位に立った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…