広島“らしさ”出て巨人に5点差逆転勝ち 4月の劇的浮上彷彿
やっと「逆転のカープ」らしさを見せた。
5位広島は19日、2カ月ぶりとなる首位巨人との試合に先発したエース大瀬良が、四回までに10安打を浴びて5失点。四回表終了時に5点ビハインドの苦しい展開となったが、ここから打線が巨人のエース菅野に食らいついた。
四回に鈴木、五回に西川がそれぞれ適時打。六回に安部がソロ、七回に菊池涼が適時三塁打を放ち、1点ずつ追撃。4―5としたところで菅野をマウンドから引きずり降ろす。そして、4―6で迎えた八回。松山の左越え二塁打で再び1点差に追い上げると、さらに会沢が巨人の3番手・マシソンから右越えへ逆転2ランを叩き込み、逆転劇を完結させた。
広島は借金8に沈んでいた4月にも巨人戦での劇的な逆転勝利から浮上していた。同17日の熊本での試合である。八回に広島から巨人へFA移籍した丸に勝ち越し2ランを浴び、敗色濃厚の中、九回に菊池涼の適時二塁打、石原の適時打で3得点。菊池涼が「あの勝ちはデカかった」と言った逆転勝ちから8連勝。5月に一度は首位に立った。