2大会連続V狙う石川遼 渋野の“数字”にどこまで近づけるか
【長嶋茂雄招待 セガサミーカップ】2日目
男子ツアーは23日、看板選手の石川遼(27)が、雨天中断、再開後の日没順延により、11アンダーで暫定の単独首位に立っている。
今週は全英女子オープン優勝で一躍人気者になった渋野日向子(20)はオフ。7月の日本プロに続き、自身初の2戦連続優勝を狙う石川のプレーに注目が集まりそうだが、気になるのはその「数字」だ。
渋野は優勝争いを演じた先週の大会で最終日に6786人のギャラリーを集め、3日間の合計は今季最多となる2万1844人。トーナメントの地上波テレビ(世帯平均)視聴率も12・3%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)という、近年のゴルフ中継では非常に高い数字を残した。
石川が3年ぶりに優勝した先月の日本プロの開催地は鹿児島県の指宿。アクセス面で集客に不利な場所ではあるが、それでも最終日は4282人ものギャラリーが会場に足を運んだ。
しかし、中継の平均視聴率は6・0%(同)。渋野フィーバーに沸いた先週の半分にも満たなかった。
「今週はいろんな意味で注目が集まる試合」と石川は言う。ギャラリーの数もさることながら、ツアー関係者はテレビの数字にも期待を寄せる。仮に2ケタに届くようなら遼人気は健在ということになるのだが……。