虎戦力外の鳥谷をスルー 巨人今オフ補強“本命”は広島菊池
急務とされるチームの若返りのため、鳥谷の獲得は見送ることになるというのだ。が、「若返りとは違います」と球界関係者がこう言った。
「近い将来の原監督の内野の構想は、30歳になり腰痛や下半身のコンディション不良を抱えながら結果を出し続ける坂本勇を、少しでも守備の負担が少ない三塁へコンバートする。遊撃には原監督が『三遊間の深いところからのスローイングは(坂本)勇人に匹敵するか、もしくはそれ以上』と能力を高く評価する吉川尚が入る。空いた二塁は若手枠、ではありません。原監督が第2次政権の時から目をつけている“本命”がいる。だから巨人は昨年の浅村も獲得にすら乗り出さなかったともっぱらです」
巨人は昨オフ、西武から4年総額20億円以上とされる大型契約で楽天へFA移籍した浅村の獲得に名乗りを上げなかった。「同じ二塁手の広島・菊池(涼介=29)が本命だから」(前出の球界関係者)と言うのだ。
驚異的な守備力を誇り、昨年まで6年連続ゴールデングラブ賞を受賞。昨季までの広島のリーグ3連覇に大きく貢献した球界を代表する二塁手だ。今季は得点圏打率.352でリーグ2位。勝負強い打撃力も兼ね備えている。