坂本だけじゃない…M20足踏み巨人に“故障予備軍”ゾロゾロ

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 巨人坂本勇人(30)が、八回の守備から途中交代した。七回2死から中前打で出塁。次打者・丸の4球目にスタートを切ったものの、空振り三振で無得点に終わった直後だ。一度は遊撃の守備に就いたが、投球前に小走りでベンチに下がった。

 七回までわずか3安打無得点に封じられていた打線にあって、2安打1四球と孤軍奮闘していただけに、東京ドームは騒然としたムードに包まれた。原監督は「正常ではないということ」とムッツリ。何らかのアクシデントが起きたとみられる。

 巨人は0―2で敗れ、優勝へのマジックは20のまま。広島先発のジョンソンから8四死球をもらいながら10残塁の拙攻で、25日のDeNA戦に続く2試合連続の完封負けを喫した。これで今季の対戦成績は7勝13敗1分け。5年連続で広島戦の負け越しが決まり、ゲーム差は5.5に縮まった。原監督は「いい気持ちはしないね。力そのものはやはり、今日まではカープが上回ってるというところ」と素直に認め、坂本勇は「明日は動いてから(の判断)になると思う」と言葉少なだった。

 坂本勇は若い頃から腰痛を抱えている。今季はそれが表面化。大差の試合終盤にはベンチに下がるなど、首脳陣に配慮されてきた。昨季は左脇腹を痛め、登録抹消を経験している。過去には下半身に故障歴もある。もし大黒柱の主将が離脱するようなら巨人がこのままゴールテープを切れる保証はどこにもなくなる。

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