虎戦力外の鳥谷をスルー 巨人今オフ補強“本命”は広島菊池
今年5月、出場選手登録が8年に達し、国内FA権を取得した。ただし、菊池涼はポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を視野に入れている。もともと志向があり、2017年に日本代表としてWBCを戦い、その思いを強くした。MLBの公式サイトで紹介され、メジャー関係者にも知られる存在だ。昨年末の契約更改後の会見で「来年(国内)FAということで、ポスティングをお願いしますと伝えました。野球をやっている以上、トップのレベルでやりたい」と公言もしている。
■原監督「ああいう選手を見つけてこい」とゾッコン
「それでもメジャーの評価が低かった場合、勝ち目があるのではと、巨人は諦めていません。これまで菊池の好守備に何度も苦汁をなめさせられてきた原監督が以前からゾッコンなんです。15年まで務めた第2次政権の終わり頃、『菊池っていいよね。ドラフト1位じゃないんでしょ(11年2位)? 中央球界では無名だったってうちのスカウトは言うんだけど、ああいう選手を見つけてこいって。1位で指名する選手は誰が見てもいいわけでしょう。それより、磨けば光るああいう選手を発掘するのがスカウトの本当の仕事だと思うんだけどなあ』と熱く語ったことがある。菊池が国内FA権を取った以上、メジャー志向があろうが、調査をするのは当然ということ。二塁・菊池涼、三塁・坂本勇、遊撃・吉川尚が原監督が思い描く理想の内野陣です」(別の球界関係者)