元弟子・貴ノ富士また暴力…貴乃花が教育を語るバカらしさ
その言葉をどこまで信用できるやら、だ。
相撲協会を退職後、「社団法人貴乃花道場」を設立した貴乃花(47)。道場といっても拠点は設けず、各地からの依頼で講演を行ったり、相撲教室を開くなどしている。
道場のホームページによると、この社団法人の設立理念は以下のように書いてある。
「第65代横綱・貴乃花が相撲道で学んできた心、体、精神、それを支える土台となる骨格を強くするだけではなく、日本の伝統・礼節から食文化まで、少年少女、さらには大人たちと共に鍛え合う、体験と学び、成長する場でありたい。そんな思いと願いを込めて開門いたします」
だが、立派な言葉も実態が伴わなければ意味はない。3日に2度目の暴力が発覚した貴ノ富士、昨年末に付け人を殴って引退した貴ノ岩を見ればわかるように、弟子を教育できたかは疑わしい。
在職中の貴乃花は、自宅と稽古場が別にある通い親方だった。当然、師匠の目は行き届かず、おかみが稽古場に顔を出すこともまれだったという。弟子に相撲を教えることはできても、10代の子供にもっとも必要な「心と精神」はほったらかしにしていたことになる。