アイルランド脅威の攻撃力 NZアシスタントコーチが分析
ラグビー日本代表は23日、1次リーグA組第2戦のアイルランド戦(28日=静岡)に向けた練習を再開。冒頭のみ報道陣に公開され、FWとBKに分かれて調整した。故障でロシアとの開幕戦(20日)のメンバーから外れたナンバー8マフィ、WTB福岡の2人も合流した。
史上初の8強入りを目指す日本にとって、世界ランキング2位アイルランドとの次戦は最大のヤマ場となる。アイルランドは初戦で同8位のスコットランドをノートライに抑えて27―3で快勝。大型選手が揃うアイルランドはFW戦で優位に立ち、セットピース(スクラムやラインアウトなど)からの好機を生かして着実に加点。初優勝に向けて好スタートを切った。
このアイルランドに早くも警戒を寄せるのが準々決勝で対戦する可能性があるオールブラックスのイアン・フォスター・アシスタントコーチ(60)だ。この日、10月2日のカナダ戦に備えて大分への移動を前に取材に応じたフォスター氏は、アイルランドの強みをこう分析した。
「アイルランドは容赦のないプレーでスコットランドを圧倒していた。スクラム、ラインアウトのセットピースに加え、モール、ラックとFW戦でいかんなく力強さを発揮していました。相手の動きを見て、リズムをつくらせず、ディフェンスにも安定感があった。何よりも、攻撃でのテンポとスピードがあったからこそ、素晴らしいパフォーマンスを発揮していた」