ラグビーW杯決勝ラウンドのダークホースは「4年後開催国」
スポーツライター永田洋光・特別寄稿
【ラグビーW杯を存分に堪能する「マル秘情報」すべて教えます!】
20日の日本―ロシア戦(午後7時45分開始=東京スタジアム)で6週間にわたるラグビーW杯の幕が開いた。いまだに「ラグビーはルールが難しい」「どうせ日本は勝てないだろ」と距離を置く人たちもいるが、そんな狭い了見にとらわれて、このお祭りをスルーするのは、あまりにももったいない。世界最高のアスリートたちが持てる才能と力をフルに発揮し、競い合う一大スポーツイベントがW杯である。今回は決勝ラウンドの見どころを紹介しよう。
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予選プールの幾多の死闘を経て、各組2位までのチームが10月19日、20日に行われる準々決勝に進む。
日本が進出すれば史上初の快挙だが、A組を1位で通過しても2位で通過しても、対戦するのはニュージーランドか南アフリカになる公算が大きい。多くのラグビー関係者は、スタジアムが超満員になることが予想される日本―ニュージーランドの準々決勝が実現することを願っているが、そのときは同国出身でニュージーランドスタイルを日本の強化に持ち込んだ元オールブラックスのジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)の采配に注目したい。