フェアリージャパン 女王ロシアを追い詰めた「舞台度胸」
新体操世界選手権(アゼルバイジャン・バクー)で44年ぶりの団体総合銀メダルを獲得した日本代表「フェアリージャパン」が24日に凱旋帰国した。
初の金を獲得した種目別ボール、銀のフープ、クラブと合わせて3個のメダルを手にし、来年の東京五輪出場枠も勝ち取った。
3個のメダルを首から下げて会見した杉本早裕吏主将(23)は「総合に加えて種目別でもメダルを取れたのは自信になり、レフェリーにもアピールできたと思う」と笑顔で話した。
長年にわたって女王の座に君臨するロシアに団体総合でわずか0.5点差と肉薄したことには「演技を見ていたが、私たちとそんなに差はないなと感じました。抜かせる位置にはいると思います」と、手ごたえを口にした。
あのロシアを脅かすほど安定した演技を披露したのは難度の高い技を相次いで成功させた技術の高さはもちろん、それ以上に団体メンバー5人が舞台度胸を発揮したからだという。
日本体操協会の山崎浩子強化本部長が、チームの強さについてこう明かした。