著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

CS目前も…変わらぬセとパの「パワーバランス」にモヤモヤ

公開日: 更新日:

 しかも、そういう状態が6月下旬以降から3カ月以上も続くのだ。7月のオールスターでセ・パの真剣勝負を再び見たいと思っても、近年のオールスターはすっかり勝敗を度外視したエンタメ劇と化してしまっている。

 この3カ月が個人的にはとても長く感じる。パより弱いということがわかった中で、3カ月も続くセ同士の戦い。もっともペナントレースが盛り上がる8~9月であっても、パの優勝争いとセの優勝争いを同等に感じられない。極端に言えばパは1部リーグ、セは2部リーグ。それなのに巨人優勝のほうが西武優勝よりも大きく報じられるわけだから、なんだか西武が気の毒に思う。2部リーグの優勝が目立ってすみません、と。

■MLBのインターリーグ

 せめて交流戦がもっと後半にあれば、このモヤモヤ時期も短く済ませられると思うのだが、現行の期間集中型の交流戦では確かに6月がベストだろう。ならば、MLBのインターリーグのように期間を設けず、シーズンを通して交流戦を組み込んでいく形式はどうか。それなら、たとえセがパに完敗したとしても、結果を先延ばしにできるかもしれない。

 いずれにせよ、交流戦とはつくづく功罪相半ばする施策だと思う。いざ始まると、やっぱり楽しいから余計に厄介だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場