メジャーでも争奪戦か?西武・秋山翔吾“掛け値なし”の評価
先日、知人から電話があった。詳しくは書けないが、ア・リーグ西海岸の球団のスカウトだ。
聞けば、海外FAを行使して今オフ、メジャー挑戦の可能性がある秋山翔吾(31=西武)の代理人を教えて欲しいという。ある大手代理人事務所が有力と聞いていたのでその旨を教えると、「ありがとう!」と、ひと言あって、電話は切れた。
秋山は日本のプロ野球界で、走攻守と三拍子そろった中堅手として評価されている。打球の判断がいいから守備範囲は広いし、コンスタントに安打を重ねるだけの技術もある。年齢、長打力、肩の強さで割引が必要とはいえ、メジャーでも需要はある。わたしの球団は外野が埋まっているだけに秋山に触手を伸ばすつもりはないが……。
今季年俸は2億3490万円。メジャーでも外野が手薄な球団はそれなりにあるから、どうしても中堅手が欲しいというチームは、最大で「2年10億円」程度は出すかもしれない。
もっとも、西武は秋山の引き留めに「4年20億円」とも「5年25億円」ともいわれる条件を用意しているらしいから、金額の多寡だけを考慮すれば残留した方が得策かもしれない。