シーズン優勝の西武はこんなに奥行きのないチームだった?
自慢の山賊打線。これも言っておくぞ、「山賊」ってのはドロボウ集団ってこった。胸を張れる名前じゃねえ。山賊どもはこの4日間、まるで蛇に睨まれたカエルだった。鷹に睨まれたってライオンはビビったりせんだろに、なんだなんだ?
■打ち上げイワシの目
「おっかしいな」「打てるはずなんだけど、あれ?」
「あれ?」じゃねんだよ。ピッチャーは一生懸命、毎試合抑えたじゃん、9点以内に。10点取れば勝てるだろ。
今宮みたいな小男だって抑えたじゃん、1試合3本のホームランに。
ホームラン王と首位打者と最多安打がチョイチョイと打ち分けて1試合4本打てば勝てるだろ。
ビビりやがったねダメだったね。試合終了後はお通夜だったねえ。選手監督コーチ、茫然自失。悔し涙にむせぶやつぁひとりもいない。みんな打ち上げイワシみたいな目しやがって。2年連続で鷹の勝利監督インタビュー聞かされて、おまえたち悔しくないんか?
せめてドームのバックネット裏の長い階段を泣きながら帰って行くファンサービスぐらいせんかい! スゴスゴ裏から帰りやがって、情けねえ。
ええ、西武ファンの思いを代弁しときます。
「こんな奥行きのない野球だったかね西武って」