ロッテ本命説も…“下り坂”鳥谷を拾う球団は本当にあるのか
引き取り手は出てくるのか。
鳥谷敬(38)は16年間在籍した阪神を退団。現役続行を希望しており移籍先が注目されている。スポーツマスコミにはロッテやDeNA、西武などの名前が出ている。中でも、尊敬する井口監督が指揮をとるロッテが本命ともいわれているが、ある球界OBはこう言う。
「かつて阪神には、八木や桧山のようにレギュラーを外された後、“代打の神様”と呼ばれるようになった者もいた。晩年の鳥谷はそこまでの選手にはなれなかった。三振かホームランかという打者なら代打でも使える。でも、鳥谷は走攻守のどれも平均点。特筆すべき点はなく、自慢の守りも、守備範囲、肩ともに落ちている。多くの球団はどこも世代交代の時期にきており、育てるべき若手はたくさんいる。下り坂の38歳を正選手として迎えればファンは黙ってはいないでしょう」
鳥谷と同期でも戦力になっている選手はいる。早大時代のチームメートだったヤクルトの青木宣親(37)だ。11年オフにヤクルトから入札制度でブルワーズに移籍。その後メジャー6球団を渡り歩き、昨年古巣に復帰した。