著者のコラム一覧
いとうやまねコラムニスト

サッカー、フィギュアスケート、ラグビーなどのコラムニスト。取材・構成・ライティングを担当した土肥美智子著「サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡」が好評発売中。

優勝候補ウェールズ 木彫りの「ラブスプーン」の霊力とは

公開日: 更新日:

 優勝候補のウェールズ代表。来日時に選手が携えていた美しい木彫りのオブジェが話題になった。「ラブスプーン」と呼ばれ、ウェールズに読み書きの文化がなかった400年以上も昔から存在する。言葉の代わりに思いを伝えるツールと言ったらいいだろうか。

 ラブレター、プロポーズ、妻への感謝など、モチーフごとに意味を持たせ、本来は自力でプラタナスの木を彫る。今はプロが彫ってくれる。ウェールズ代表のラブスプーンには、上から「3枚のダチョウの羽根」。17世紀初頭からプリンス・オブ・ウェールズの紋章として使用され、国への誇りと忠誠を表す。その下の「ウェリッシュ・ハープ」は調和の意味。「ドラゴン」はウェールズ旗の赤い竜。強さと勇敢さを表す。飾り帯の下には国花「ラッパ水仙」。成長と開花を願うモチーフである。そして、ハート形のスプーンは「愛」だ。

 ラブスプーンは最年少選手が持ち歩くという伝統がある。W杯では21歳のカレ選手が肩からかけて移動している。誇らしくも重要な役目らしい。

 モチーフにもあるドラゴン伝説について――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末