巨人FA補強は楽天美馬とロッテ鈴木 即決の裏に目玉打者が
■秋山の動向
どういうことか。これは沖縄で侍ジャパンの強化合宿中の西武・秋山翔吾(31)が関係している。今季は179本で最多安打のタイトルを獲得。2015年には日本新記録となる年間216安打をマークした球界屈指の安打製造機だ。メジャー挑戦を最優先として移籍先を探る一方、条件面などで折り合わず、国内移籍の選択肢が出てきた場合に備え、楽天、ソフトバンク、DeNAなどが調査を進めている。
「秋山はこのオフの目玉。当然、巨人も調査しました。でも、メジャー志向が強いのか、はたまた日本球界の可能性はありでも巨人には来ないのか。いずれにしても、秋山が巨人へ移籍する可能性はないと判断したのでしょう。だから、大塚副代表が早々と2人の名前を出したんです」(前出の関係者)
FA権行使の申請は11月1日が締め切り。3日から交渉が可能になるが、電光石火の表明は自信の表れだ。かつてない速さでFA補強は片付きそうだが、果たしてこれで巨人は強くなるのか――。昨オフの内海、長野のように人的補償として2選手を失う可能性もある。疑問符が拭えない関係者は多そうだ。