WADA処分にプーチン激怒 ロシアが仕掛ける“東京五輪潰し”

公開日: 更新日:

 くしくも、平昌五輪の期間中、ネットワークから大会システムに侵入するサイバー攻撃があった。大事には至らなかったものの、「五輪から締め出されたロシアが仕掛けたもの」ともっぱらだった。

■エアコンが止まれば東京は地獄

東京五輪も心配です」と言うのは、スポーツライターの津田俊樹氏だ。

「今や五輪の開催を妨害するのに爆弾やテロは必要ない。サイバー攻撃により開催都市の交通機関をマヒさせ、電気を止めればいい。酷暑の東京でエアコンが使えなければ地獄です。韓国は平昌五輪の開幕前からサイバー攻撃を懸念し、不正アクセスの侵入予防や検知システムを設置。その防御力は日本よりはるかに進んでいるといわれていたが被害を受けた。最近は普通のメールを装う標的型のメール攻撃があり、100%防ぐことは難しいといわれている。パソコンを使ったことがなく、USBを知らない議員が五輪相兼サイバーセキュリティー担当相に任命される国です。国際大会からロシア排除があろうとなかろうと十分な警戒が必要です」

 ちなみに、来年1月、IOC委員に任命される日本オリンピック委員会の山下泰裕会長(62)は、プーチン大統領と昵懇の間柄。先月には大統領から「ロシア名誉勲章」を授与されることが決まったのだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が