秋山を待つ「二刀流」ロレンゼンとの熾烈なポジション争い
「まずは試合に出るために結果を残すことが大前提」――。
8日(日本時間9日)に入団会見したレッズ・秋山翔吾外野手(31)がオープン戦でのアピールを誓った。
レッズの外野手は現在、秋山を含めて5人がロースターに名を連ねている。3年約22億9000万円で迎えられたとはいえ、開幕前に結果を残して定位置を掴もうというのだ。
会見に同席したデービッド・ベル監督は「出塁して得点する彼の能力を考えると、打線の上位を担ってくれればと思う」と、1番での起用を示唆。昨季、固定できなかった核弾頭に秋山を据えて得点力アップを見込んでいる。守備位置は中堅が見込まれるものの、秋山は外野が本職でない選手とのポジション争いを強いられそうだ。
昨季は救援で73試合(計83回3分の1)に登板し、防御率2・92と安定していたマイケル・ロレンゼン(28)がいるからだ。メジャーに初昇格した2015年以外は、ここまで主にセットアッパーを務めながら、18年以降の2年間は野手としても30試合に出場。通算132打数31安打の打率・235、7本塁打、24打点。機動力も兼ね備え、5盗塁をマークしている。投打の二刀流を務める“レッズの大谷翔平(エンゼルス)”のような存在だ。