MVPマホームズの父は元横浜右腕 元通訳が幼少時代を明かす
若手QBが栄冠を勝ち取った。
米プロフットボールNFLのスーパーボウル(フロリダ州マイアミ)は、チーフスが49ersを下して、50年ぶりの優勝。MVPには、QBとしてチームを牽引し、正確なパスで第4クオーターの逆転タッチダウンを演出したパトリック・マホームズ(24)が選ばれた。
今やNFLを代表する若手QBは、メジャー通算42勝をマークし、横浜でもプレーした(1997年途中から98年)右腕のパット・マホームズ(49)を父に持つ。
抜群の身体能力があり、ホワイトハウス高校(テキサス州)時代はアメフトの他、野球やバスケットもこなした。2014年のドラフトではMLBのタイガースから37巡目で指名された。
父親が横浜在籍時の通訳で、パトリックのベビーシッターも務めた小島克典氏がこう明かす。
「オムツも取れてない頃から、とにかく活発な子でした。当時、住んでいた横浜市内の自宅ではバスケットのボールやプラスチックのバットと、やわらかいボールで遊んでいましたが、ドリブルは2歳の子とは思えないほどうまかった。パットは我が子ながら『こんなに天才的な子は見たことがない』と目を丸くし、『将来はバスケットや野球、アメフトで一流選手になるのではないか』と、うれしそうに話していたものです」