マエケンのツインズ移籍決定 “新しいボス”38歳監督の正体
「リーダーシップにたけた指揮官で、チームをまとめ上げるのがうまいことで知られています。バルデリは、20代前半と若いながらも、問題児が多かった当時のレイズを束ねるなど、現役時代から将来の指導者として期待されていた。打撃指導には定評があり、強く叩くハードヒットを意識させて、貧打のレイズをテコ入れしました。昨季のツインズが、MLB史上初のシーズン300本塁打をマークしたのは、バルデリによる意識改革が実ったのでしょう」(スポーツライター・友成那智氏)
昨季は投打とも若手主体の布陣ながら、開幕前の下馬評を覆してチームをポストシーズンに導いた。
「辛抱強い選手起用が特徴で、先発投手には極力、長いイニングを投げさせる傾向にあります。今季の前田は、4~5失点しても球数が100球に満たなければ、早々と交代を命じられることはないと思う」(友成氏)
昨季までの前田はロバーツ監督に食ってかかることも珍しくなかったが、新しいボスとは良好な関係を築けそうだ。