将来のソフトB監督と期待 城島健司氏は「鬼が笑いますよ」
――釣り船サイトの釣果コーナーで、「佐世保の城島さんが何センチの何々を釣った」と、まるで一般人のような扱いに驚いた人も多かったのでは。
「僕一般人ですよ!(笑い)。一般人じゃないですか! でも、僕を知っているホークスファンなら、僕が現役から魚釣り好きでマージャン好きでゴルフ好きということを承知してくれていたと思う。それくらい、一生懸命遊ぶことですよ。もともと野球って遊びじゃないですか。でも、僕らはプロ。お客さんが見て魅力的だと思うのは、プロしかできないプレーをする選手、遊び心がたっぷりのプレーヤーです。ホークスはそういう選手やスタッフがいっぱい揃っている。お客さんが来てくれるのは、それだけ魅力があるプロの集団ということです。僕は15年ぶりにホークスに帰ってきて、選手が魅力的だと感じています」
■「ご勝手にどうぞ」
――今回の復帰で、将来の監督だと期待しているファンも多い。
「(苦笑して)それは思ってもらっていいですよ。僕が発信したわけじゃないから。ご勝手にどうぞ、ですよ。先のことを言うのは鬼が笑いますよ。それはもう縁ですから。15年ぶりに戻ってきて、こういう立場になったのも縁です。15年前は誰も想像できなかったですよ。ただ、自分が育ったチームが魅力的で、ファンにこんなにも愛されている。これを10年20年30年後も、同じように続いていくチームになればいい。そのために自分の力が何かの役に立てればいい、協力したいなと思っています」 =おわり
(聞き手=阿川大/日刊ゲンダイ)