巨人坂本は満身創痍…2000安打や五輪金が先かパンクが先か
「高卒2年目の19歳でレギュラーに定着してから、体の強さと故障の少なさを武器に君臨してきた。そんな坂本も30代になり、下半身から腰、そして背中にも故障を抱えるようになってきた。今年は東京五輪もあるだけに、原監督は心配で仕方ない。負担を少しでも減らすために三塁コンバートなどのプランを温めているが、代わりに遊撃を守る後継者が出てこない。危ないと分かっていても、多くの重荷を背負わせ続けないといけないのが、原監督の悩みの種です」
今年は巨人だけでなく、東京五輪を戦う侍ジャパンでも、三塁転向は見送られる方向。しばらくは守備範囲の広い遊撃を守り通さなければならないのだ。
さらにあと116本に迫る通算2000安打達成の最年少記録がかかっている。東京五輪では稲葉監督に主将級の働きも期待される。そしてシーズンに戻れば、昨季果たせなかった「日本一」の奪回である。もし果たせなければ、空白期間が「8年」となり、球団ワーストを更新することになる。
坂本にとって、多少どこかが痛くても逃げられないシーズン。2020年は満身創痍の体との戦いになりそうだ。