巨人と日ハムは“選手放牧” 開幕延期で問われる球団の手腕
■頭の中をクールダウン
なるほど、いいアイデアではないか。2月のキャンプから選手は練習、実戦と同じようなスケジュールをこなしてきた。ここからさらに1カ月もそれが繰り返されるとなれば、どうしたって気持ちは倦む。ただでさえ、日本の練習は画一的でマンネリ化している。選手の気持ちまでマンネリになってしまい、なんとなく惰性で開幕を迎えることが最も怖い。
だったら、思い切って選手を“放牧”し、頭の中をクールダウンさせてやる。自主練習ということになれば、選手は自分で考える。キャンプ、実戦を経た上でのことだから、オフの自主トレとはまた違った、新たな気付きを得られることもあるだろう。
ともあれ、異常なシーズンになった。前例のない事態をどう乗り越えるか。監督の腕の見せどころでもある。