柔道五輪代表 内定選手から不満も起死回生のがらがらぽん
全日本柔道連盟(全柔連)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全日本体重別選手権(4月4、5日=福岡)を延期すると発表した。これにより、唯一代表が決まっていない男子66キロ級の代表選考は先送りに。日程や方式は今後協議するというが、お家芸種目の代表選考は紛糾しそうだ。
全柔連では来年の代表も同じメンバーで臨むか結論を出していない。これには、代表に内定している選手から批判が集中。男子60キロ級の高藤直寿(26)は自身のSNSに「代表選考やり直しとかなったら流石に無理だろ。単純に一度決まった選手と決めれなかった選手が試合するのはメンタル面でアンフェアだし。先に内定もらったのが不利になるのはおかしいし(略)」などと、不満をぶちまけた。
同100キロ級のウルフ・アロン(24)は「連盟は何を危惧しているのか分からない。自信を持って『今の選手でいく』と言ってほしい」と、訴えた。
国内外の大会で結果を残して代表を勝ち取った選手からすれば、ライバルに譲りたくないのはもっともなことではある。