柔道五輪代表 内定選手から不満も起死回生のがらがらぽん

公開日: 更新日:

 しかし、今の代表選手が来年まで心身ともに万全の状態をキープできるとは限らない。競技の特性上、来年に向けて激しい稽古を繰り返せば、柔道選手の職業病ともいえる膝の前十字靱帯断裂などの重傷を負う危険性もある。

■阿部きょうだいもピンチ

 そもそも、今回の代表メンバーのうち、金メダルが確実視されるのは、男子73キロ級で連覇を狙う大野将平(28)ぐらいのもの。日本の層は薄く、表彰台すら危うい階級もある。

「各階級のさらなる底上げを図るには、この機に乗じて一度、代表を白紙に戻すしかない。全柔連では来年に順延となった五輪を前に、各階級の候補同士による一発勝負の選考会も検討しています」(柔道関係者)

 阿部きょうだいによる同時出場も危うくなりそうだ。

【写真ギャラリー】東京五輪延期を受け、会見を行った森会長

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…