柔道五輪代表 内定選手から不満も起死回生のがらがらぽん
しかし、今の代表選手が来年まで心身ともに万全の状態をキープできるとは限らない。競技の特性上、来年に向けて激しい稽古を繰り返せば、柔道選手の職業病ともいえる膝の前十字靱帯断裂などの重傷を負う危険性もある。
■阿部きょうだいもピンチ
そもそも、今回の代表メンバーのうち、金メダルが確実視されるのは、男子73キロ級で連覇を狙う大野将平(28)ぐらいのもの。日本の層は薄く、表彰台すら危うい階級もある。
「各階級のさらなる底上げを図るには、この機に乗じて一度、代表を白紙に戻すしかない。全柔連では来年に順延となった五輪を前に、各階級の候補同士による一発勝負の選考会も検討しています」(柔道関係者)
阿部きょうだいによる同時出場も危うくなりそうだ。
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