代表未決着のまま五輪延期 柔道界はただ泣いておられます
「マラソンはメダル圏外だから気楽なのです。柔道は金メダルを宿命づけられた競技です。その宿命に打ち震え、ただひたすら泣いておられます」
■「金メダル30個」と言ったばかりに…
選手たちのことを思うなら先手先手で、前例にとらわれない、大胆な決定をする時でしょ?
「言葉で言うのは簡単です。監督は総理と違います。心技体をギリギリまで高めて、なるべく大会に近い段階で万全な状態の選手を選考すべきか、いやいや、今の段階で決めてしまった方が集中できるのか? 昼夜それをお考えになり、ただただ、泣いておられます」
ええい話にならん。山下JOC会長も柔道家だろ、なにをしてるんだ! 会長室に詰め寄るがドアは内からカギが掛かってる。対応に出た関係者が、
「……泣いておられます。会長は、ご自分がモスクワ五輪に出られなかった無念を回想されて、万が一中止になった時の選手の無念を思い、泣いておられます」