力士の給料減も…25億円大赤字で角界は「冬の時代」逆戻り
昔に逆戻り……なんてことになりかねない。
高田川親方(元関脇安芸乃島)や十両の白鷹山ら直近に6人の感染者が出るなど、コロナ禍に苦しむ大相撲。このままではいよいよ5月場所を中止にせざるを得なくなりそうだ。
大相撲はひと場所につき、およそ15億円の収入がある。3月場所は無観客だったとはいえ、中継があったことで5億円といわれるNHKの放映権料は確保できた。それが中止ならゼロ。例年比でいえば、3月場所はマイナス10億円、5月場所はマイナス15億円という大損失になる。
こうなると現実味を帯びてくるのが、力士の給料ダウンだ。
現在、関取の月給は横綱が300万円、大関は250万円、三役180万円、平幕140万円、十両110万円となっている。これは2019年からアップしたものだ。01年から18年までの18年間は、横綱が282万円、大関が234万7000円、平幕で130万9000円……と、据え置きを余儀なくされていた。
当時を知る角界OBが言う。