元関脇・豊ノ島が引退表明…コロナ廃業のアスリートが続々
コロナ廃業の危機に立たされているのは、中小企業や自営業者、飲食店だけではない。
17日、大相撲の豊ノ島(36)が引退を表明。年寄「井筒」の襲名が相撲協会から発表された。
「三賞受賞10度、優勝次点5回、通算703勝で土俵を盛り上げた元関脇も、ここ数年は相次ぐケガに苦しんだ。2016年に左アキレス腱断裂の大ケガを負って無給の幕下に転落。18年11月場所で一度は関取に復帰したものの、今年3月場所は幕下2枚目。2勝5敗と負け越して、進退問題が浮上していました。家族が現役続行を望み、本人も負け越し後に『来場所もやる気持ちで』と話していたが、新型コロナ感染拡大の影響で延期が決まった5月場所は開催自体が不透明という状況。もう一丁、という気力を持てなかったのは理解できる。豊ノ島は心が折れてしまったようです」(角界関係者)
15日には、陸上女子走り幅跳びの元日本女王、桝見咲智子(35)が引退を表明。母国開催の東京五輪出場に意欲を示していたものの、目標としていた東京大会が1年延期となり、競技続行の気力を維持できなかった。